両家墓にする際の注意点を教えて下さい。
両家墓とは?徹底解説
- 両家墓を考える際、親戚の意見や宗教の違いに配慮が必要。
- 親戚の同意がない場合、話し合いで解決を図るべき。
- 宗派が違うと寺や戒名で問題が起こりうるので、事前に協議を。
- 墓所の名義人の意向が決定に影響するので、その意見を重視する。
両家墓を検討中の人から、よく寄せられる質問に回答しました。
両家墓にする際、気をつけるべき点があれば詳しく教えて下さい。
質問
私は長男で、妻は女系家族の長女です。
いずれ両家の墓を夫婦で継いでいくことになりますが、別々にある二つの墓を管理していくのは負担が大きく、できれば一つにまとめたいと思い調べたところ、両家墓というお墓があることを知りました。
すんなり両家墓にできれば良いのですが、気をつけるべき点があれば詳しく教えて下さい。
夫婦それぞれに守るべき墓があって、それらをひとつにまとめられないかという悩みが増えています。
まったく別の家がひとつになるには、さまざまなハードルがあります。例えば親戚間の問題。親戚の中には、「先祖が縁もゆかりももない子孫の配偶者一族と同じ墓に入る」ことに抵抗のある人も多いでしょう。
それに加えて宗教・宗派の問題も絡んできます。
たまたま同じ宗派だったとしたら比較的話は早いのですが、違う宗派の場合は、「どちらの寺院寄りにするか」「戒名はどうするか」等の問題が生じてきます。
仮に宗旨・宗派不問の事業型民間霊園に墓地を求めたとしても、葬儀や法要の際にどちらかの寺院にお願いすることになると思いますので、何を基準に選択すればよいか十分話し合うことが大切です。
最終的な権限は、現在の墓所の名義人である祭祀承継者にあります。
親戚が反対するようであれば、どのようにしたら良いか意見を求め、調整しながら決定してみてはいかがでしょうか。
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