お墓友達とはどんな関係?探し方は?孤独にならないポジティブな終活方法
墓友とは?徹底解説
- 「墓とも」とは生前に交流を持つ共同墓地の仲間。
- 核家族化や承継者不足で「墓とも」が注目される。
- 「墓とも」は孤独感軽減や終活話題の共有がメリット。
- 「墓とも」選びは永代供養墓の検討や費用の明確化が大切。
単身の高齢者、いわゆる「おひとりさま」や、子のない世帯の増加に伴い、お墓の維持が難しい時代に突入しています。
とはいえ、それでも自分の死後はきちんとお墓に埋葬供養されたいと考える人も多くいらっしゃるでしょう。
こうした人たちが、同じお墓に入る「墓とも」を集い、共同墓を利用するケースが増えています。
共同墓を管理するのは寺院や霊園であるため、身寄りがいない人も安心して利用できます。
しかしその反面、合祀されること(他の人の遺骨と同じ場所に埋葬されること)に不安を覚える人も少なくありません。
まだまだ聞きなれない言葉である「墓とも」がどういったものなのか、分かりやすく解説をいたします。
また、実際「墓とも」がほしい!という方に向けて、どのように「墓とも」と出会うことができるのか、その探し方もご紹介します。
なお、「墓友」は認定NPO法人エンディングセンターによって初めて作られ、商標登録がされています。
この記事においても、認定NPO法人エンディングセンターによって広まった「墓友」について紹介していきます。
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この記事の目次
「墓とも」とは、同じお墓に入ることを約束した者同士の友人関係
「墓とも」とは、亡くなったあとに同じお墓に入る人同士の付き合いのことです。「おひとりさま」と呼ばれる単身の高齢者や、子がいないためにお墓の承継ができない人たちが、生前に同じお墓に入ることを前提につながります。
元から友人関係にある人、終活などで仲良くなった人、さらには生前に永代供養(先祖や自分自身の供養を永代に渡ってお寺に任せること)を契約した人同士が仲良くなるケースなどがあります。
墓ともを作る人の特徴に最も多いのは、単身の高齢者です。また、男性よりも女性の方が多いとも言われています。
元気なうちはウォーキングや俳句の会などのサークル活動やイベントでお互いがつながりあい、病気や介護の際はお互いに助け合い、励ましあい、死後は友だち同士で供養します。社会生活を終え孤立しかねない高齢者のつながりの場として、「墓とも」という新たなつながりが注目されているのです。
それでは、どうして「墓とも」を作る人が増えているのか。次章では、その理由を社会的背景も踏まえてご説明いたします。
「墓とも」をつくる人が増えている理由・社会的背景
墓ともが増えている理由・社会的に背景には、次の3つが考えられます。
- 核家族社会による家や供養に対する価値観の変化
- 超少子高齢化社会による承継者の不足
- 未婚率の上昇による「おひとりさま」の増加
これまでのような家族墓では家族や親族のつながりこそが大切でしたが、共同墓を通じた血縁以外の人たちとのつながりでは、生前から親しくしておくことで、老後の、さらには死後を孤独を避けることができます。
これまでお墓といえば家族が世代を超えて「受け継ぐ」ものとされていましたが、さまざまな社会的背景によって、家族によるお墓の承継や先祖の供養が困難になってきています。その社会的背景にはどのようなものがあるのでしょうか。詳しく解説して参ります。
理由1.核家族社会による家や供養に対する価値観の変化
これまでの弔いは家単位で行われてきました。その家の先祖を大切に祀り、自らの死後も先祖のつながりをつないでいくことが重視されていたわけです。仏壇やお墓は、次世代に承継されることを前提としてありました。
しかし、家よりも個人の生き方が重視される現代では、どうしてもお墓の維持が困難になってしまいます。家族のお墓に入るのではなく、「墓とも」とともに共同墓に入るという新しい風潮は、家に縛られずに死を迎えたいという、個人的な想いを優先させた現象とも言えるでしょう。
「家」から「個人」へ、時代と共に変化する供養
家を守ることよりも、個人が生きたいように生きる時代です。自身の死後も、家族と同じお墓に入るだけでなく、自分自身の望む新たな供養が選ばれています。
たとえば、納骨堂や、樹木葬や、散骨や、永代供養などは、子孫があとを承継しなくてもよい供養の方法です。だからこそ、自分の死後を自分で考え、そこには家ではなく個人の想いが反映されていきます。
夫とは別のお墓に入りたい
女性の中には、夫とは別のお墓に入ることを希望する人もたくさんいます。生前の家族関係や夫婦関係から、夫の実家の先祖と同じ墓に入りたくないという人もいますし、夫そのものと同じ墓に入りたくないという人もいます。
しかし、一人でひっそりとどこかのお墓に埋葬されるのは寂しい思いがします。だからこそ、気心知れた「墓とも」とのつながりが求められています。
理由2:超少子高齢化社会による承継者の不足若者への負担の増加
現代は超少子高齢化社会です。シニア層がどんどん増え、若い世代が減少しています。子や孫が少ないということは、それだけ親世代を支える社会全体の体力に限りがあることを意味します。
2019年の合計特殊出生率(ひとりの女性が生涯で産む子どもの数)は1.36ですが、1人ないし2人が親を支えるというのは現実的に大変です。子どもが女の子しかないなければ姓を変えるために墓を継ぐことができませんし、子どもが未婚のまま生涯を終えることも考えられるからです。
理由3:未婚率の上昇「おひとりさま」の増加
結婚をせずに生涯を終える人も増えています。いわゆる「おひとりさま」と呼ばれる人たちは、元気なうちに先祖の墓じまいをしなければなりませんし、自身の死後についても考えなければなりません。
こうした人の多くは、自らの死後を永代供養に託します。そして、老後の生活の中でつながりを求めるために「墓とも」を作る人が多いようです。
それでは、墓ともを持つことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。次の章で具体的にご説明していきます。
お墓を通じた関係だからこそ!「墓とも」ならではの3つのメリット
「墓とも」にはお墓を通じた関係だからこそのメリットがあります。それは、家族のお墓に入ることを前提としていたこれまでにはなかったものでしょう。「墓とも」には次の3つのメリットがあります。
- 孤独な死への不安を和らげることができる
- 死や終活について気兼ねなく語り合える
- 交友関係が広がり孤独を免れることができる
それぞれについて、詳しく解説して参ります。
孤独な死への不安を和らげることができる
共同墓を利用するということは、どんな人かも分からない人たちと同じ場所に埋葬されることで、そのことに抵抗感や寂しさを感じる人がいるのも事実です。同じお墓に入る「墓とも」がいることにより、孤独な死への不安を和らげることができます。
死や終活について気兼ねなく語り合える
死や終活の問題はとてもデリケートで、他人に話すことも憚れます。しかし、同じお墓に入ることを前提につながった「墓とも」であれば、こうしたデリケートな内容でも気兼ねなく語りあうことができるでしょう。生前に死について考えておくことで、残りの人生がより豊かになるという意見もあります。
交友関係が広がり孤独を免れることができる
「墓とも」を作ることで交友関係が広がり、孤独にならないで済むでしょう。共同墓を中心に作られたサークルでは俳句の会やハイキングなど、「墓とも」どうしがつながりあえるさまざまな取り組みも行われています。まわりとのつながりを絶つ高齢者のひきこもりの解消にもつながります。
このように、「墓とも」にはさまざまなメリットがあります。しかし同時にデメリットや注意すべき点があるのも事実。次の章では、「墓とも」を作る時の注意点をまとめます。
「墓とも」をつくる時に注意すべき4つのこと
「墓とも」を作る時にはどんなことに気をつけなければならないのでしょうか。これまでなかなか前例のない関係性のため、思わぬ点に落とし穴があり、トラブルにもなりかねません。以下の4つの点に注意しましょう。
- 承継不要の永代供養墓を選ぶ
- 共同墓を建立するのであれば費用負担や承継問題を明確にする
- お墓参りしやすい地域にお墓を持つ
- 家族がいる場合、事前に「墓とも」をもつことを伝えて理解を得る
承継不要の永代供養墓を選ぶ
共同でひとつのお墓に入るという点では、個別墓よりも永代供養墓と契約を結ぶのが無難です。永代供養墓は寺院や霊園が管理してくれるため、利用者が承継の心配をしなくても済むからです。
もしも永代供養墓を選ばなかった場合、自分たちが亡くなったあと、お墓を誰が見てくれるのかがはっきりしていないと無縁墓になりかねません。承継者がいないと分かっているのであれば永代供養墓が安心です。
共同墓を建立するのであれば費用負担や承継問題を明確にする
「墓とも」同士でお墓を共同購入するのであれば、費用負担について明確に取り決めをしておきましょう。支払い額に不公平があると、せっかく同じお墓に入ろうとしている「墓とも」との関係が悪化しかねません。
また、自分たちの死後のこともきちんと考えておかなければなりません。共同購入したお墓がゆくゆく無縁墓にならないよう、誰が承継するのかも事前に取り決めをしておきましょう。寺院や霊園が管理してくれる個別墓もあるので検討してみてもよいでしょう。
お墓参りしやすい地域にお墓をもつ
お墓を生前に購入する場合、自分自身がそのお墓にお参りしやすいかどうかはとても大切な要素です。
たとえば、イベントなどの取り組みに積極的な霊園は大変魅力的ですが、自宅から距離があるとそもそも参加自体が負担に感じられることもあるでしょう。
また、「墓とも」とお墓を共同購入する場合も、「墓とも」同士がお参りしやすい地域を選ぶべきでしょう。
家族がいる場合、事前に「墓とも」をもつことを伝えて理解を得る
もしも家族がいる上で、「墓とも」と同じお墓に入ることを希望しているのであれば、あらかじめこちらの想いを伝えて理解を得ておきましょう。
どんなに供養の方法が多様になったとはいえ、大多数の人は家族が同じお墓に入るものだと考えているからです。のちのちのトラブルにならないよう、事前に伝えておくことが大切です。
「墓とも」を持つことのメリットと注意点についてご理解いただけたかと思います。では、実際にどのような方法で「墓とも」を探せばよいのでしょうか。そもそもお墓の購入自体が一生で一度あるかないかのことなのに、その上でお墓を通じた友人というものが聞きなれません。しかし、そこまで深く考えなくてもよいと思います。
まずはお寺や霊園で開催されているイベントなどに気軽に参加してみましょう。次章で詳しく解説いたします。
墓とも・墓ともコミュニティを探す方法
「墓とも」を作る方法は、主に次の2つが考えられます。
- 「墓とも」の会やサークルに加入する
- 終活セミナーなどで同じ考えの人と知り合う
それぞれ詳しく見ていきましょう。
墓ともの会やサークルに加入する
墓ともの会やサークルなどに積極的に参加してつながりを広げましょう。こうした取り組みをしている寺院や団体はインターネットなどで探すことができます。
では、実際に「墓とも」の取り組みを行っているNPO法人や寺院を紹介します。
NPO法人
功徳院(東京・巣鴨)が運営するすがも平和霊苑「もやいの会」は、まさに「墓とも」の先駆者とも言えます。生前に永代供養墓の契約をし、契約者同士でさまざまな交流会などでつながります。
もやいの会はさらに大きく発展して、NPO法人「りすシステム」となり、会員の生前の生活サポート、任意後見サポート、死後事務委任サポートなども行っています。
寺院
東京の四谷にある東長寺では、会員制の永代供養墓「結の会」があり、お寺でさまざまなイベントを行っています。坐禅会や折り紙教室、水彩画同好会、囲碁の会やそば打ち同好会など。
こうしたイベントへの参加を通じて墓ともの輪が広がっていくことでしょう。また、奈良市にある空海寺(真言宗)でも、年に1回「墓友交流会」を開催しています。境内墓地の利用者が寺院に集まってセミナーやイベントを楽しみます。
終活を通じて知り合う
終活セミナーに参加する人は、みなが自分自身のエンディングをどのようにしようかと考えている人たちばかりです。同じような悩みを持っている人同士が仲良くなって、一緒にお墓を探すケースもあるようです。
【筆者のアドバイス】焦らず自分にあった「墓とも」を探しましょう
「墓とも」には、これといった決まった形があるわけではありません。特定の友人ができて深く交流する人もいるでしょうし、寺院や団体が主催するイベントに参加するだけの人もいるでしょう。
その交流頻度も人それぞれです。無理に墓ともを作る必要はありません。あまり焦ることなく、あくまでも自分にとってほどよい距離感を保てる「墓とも」を見つけましょう。
それでは、実際に墓ともを持った人からはどのような声が聞けるのでしょうか。次章で詳しく見ていきましょう。
正直なところ、墓ともって実際どうなの?~利用者や世間の声~
正直なところ、墓ともってどうなのでしょうか? ここでは「墓とも」を持った人たちの生の声を聞いてみたいと思います。
実際に「墓とも」をもった人の感想
「墓とも」をもった人の感想
「生前にご縁を持ったことがその後のご縁につながっていく」
「自分の人生設計が具体化してきた感じがする」
「想いが同じ分、墓ともとは気持ちがよく合う」
「最後に眠るところが同じだから、墓ともは楽しい」
「会員が親しくなって、いろいろ集まって、楽しいです」
「生前にお墓を買うと、いざお墓に入るまでの期間が長い。墓ともがいれば、その期間を元気よく支え合える」
お墓は、そもそも亡き人と遺されたものがつながる場だけでなく、亡き人を通じて遺されたもの同士がつながりを確認する場でもありました。
これまではそれが主に家族や親戚の間で行われていたのですが、共同墓の普及により、お墓は血縁関係を超えた者同士がつながるきっかけにもなっているようです。
世間からの認知度はまだまだ低いのが現状
「墓とも」は、情報番組で取り上げられたり、テレビドラマの題材となったりするなど、認知度は少しずつ高まっています。とはいえまだまだ社会的に普及しているとは言い難いでしょう。
やはり大多数の人は家族以外の人と同じお墓に入るということに戸惑いを覚えるでしょうが、これから単身の高齢者がさらに増えてくればもっと「墓とも」は認知されていくかもしれません。
また、「墓とも」という言葉を用いなくても、寺院が檀家や信徒や会員向けに行っている行事や法要やイベントも、考え方によっては「墓とも」の交流会とも言えるでしょう。コミュニティの中心をお寺が担うことで、高齢者のつながりの場がもっと身近に感じられることでしょう。
それでは、「墓とも」とのつながりが作れる霊園をいくつかご紹介いたします。
「墓とも」と眠れる・交流が持てるお墓4選
「墓とも」と眠れる・交流が持てるお墓4選をご紹介します。
墓友葬聖地苑(埼玉県川口市)
川口市戸塚安行駅から徒歩10分からの好立地。その名の通り、お友達と一緒に眠れる霊園です。もちろん、友達だけではなく、夫婦、家族、さらにはペットも一緒に入れます。区画タイプと合祀タイプがあり、安価な区画では30万円ととてもリーズナブルです。
森の墓苑(千葉県長生郡長南町)
森の墓苑は、都心では実現が難しい「里山型」の樹木葬墓地です。自然の心地の良い風が吹き抜ける丘の上に墓地は広がっており、墓石の代わりに樹木を植えてお墓とします。また、ペットもともに埋葬できる点も特徴です。
築地本願寺 築地本願寺納骨堂(東京都中央区)
築地本願寺では、お寺が人々の暮らしに寄り添うサービスをワンストップで提供する「寺と」プロジェクトを始動。入会費や年会費が無料で、さまざまなサービスを受けられます。僧侶への個別相談、人生や終活を考える講座「KOKOROアカデミー」、緊急医療相談や終活サポートなど、市民に開かれたお寺への取り組みに積極的です。
参考:
築地本願寺倶楽部「KOKOROアカデミー」
https://tsukijihongwanji.jp/info/club/ https://tsukijihongwanji.force.com/ginzasalon/s/KokoroAcademy
新宿瑠璃光院 白蓮華堂(東京都新宿区)
新宿瑠璃光院白蓮華堂は、新宿駅南口徒歩3分にある機械式納骨堂です。座禅、イベント、セミナーやコンサートなどを積極的に開催しています。こうしたイベントに参加することで「墓とも」となる人との出会いができたり、お寺とのご縁をつなぐことができるでしょう。
参考:
白蓮華堂からのお知らせ
https://www.byakurengedo.net/information/%e3%82%a4%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88/
まとめ
「墓とも」とは、共同のお墓に入る者同士のつながりのことです。家族関係が希薄な現代だからこそ、想いを共有したもの同士の新たな関係性が注目されています。
また、これまで家族のつながりの中心だったお墓やお寺は、次世代では家族を超えた「墓とも」の交流の場として機能しそうです。
では最後に、この記事のポイントを箇条書きでまとめます。
- 「墓とも」とは、同じお墓に入る人同士の生前の付き合いや交流のこと。
- 単身の高齢者や子のない人たちが「墓とも」とつながっていく
- 「墓とも」が増える背景は次の3つ
- 核家族社会による家や供養に対する価値観の変化
- 超少子高齢化社会による承継者の不足
- 未婚率の上昇による「おひとりさま」の増加
- 「墓とも」のメリットは次の3つ
- 孤独な死への不安を和らげることができる
- 死や終活について気兼ねなく語り合える
- 交友関係が広がり孤独を免れることができる
- 「墓とも」の注意点は次の4つ
- 承継不要の永代供養墓を選ぶ
- 共同墓を建立するのであれば費用負担や承継問題を明確にする
- お墓参りしやすい地域にお墓をもつ
- 家族がいる場合、事前に「墓とも」をもつことを伝えて理解を得る
- 「墓とも」は、「墓とも」の会、サークル、終活などを通じて知り合う
監修者コメント
監修者
終活・葬送ソーシャルワーカー
吉川美津子
血縁や地縁を超えて、お墓に対する考え方を同じくする人が集まり、お墓をご縁として友人関係を墓トモといいます。「同じ墓に入る」という考え方ではありますが、必ずしも同じ区画内であるとは限りません。別の合葬墓であることもありますし、Aさんは納骨堂、Bさんは合葬墓というケースもあります。多くは会員制度をとり、生前からさまざまな交流を持てるようなイベントを開催しています。年に1回の合同法要では、会員が集まり故人となった会員を供養するシステムとなっています。
広い意味で解釈すれば、現代の檀家制度もひとつの墓トモといえるかもしれません。お墓をご縁として寺院に集まり、法要や行事に参加します。檀家制度の基盤が弱くなった現代では、墓トモのような新たなシステムが求められているのかもしれません。