東京都内で墓じまいをするときの相場は50万円程度!改葬後のおすすめ供養先リストも紹介
東京都の墓じまいとは?徹底解説
- 東京の墓じまい相場は約50万円。
- 永代供養墓や樹木葬が墓じまい後の選択肢。
- 墓じまいには親族の了承と法的な手続きが必要。
- 専門業者への相談が墓じまい時の推奨事項。
「お墓掃除や年間管理料の支払いが負担になっている…」と、お墓を維持することを困難に感じ、墓じまいを検討している人が増えています。
墓じまいを行おうとすると、家族や親族内での合意を得るだけではなく、法律で定められた手続きをとる必要があります。
また、その手続きは地域によって異なります。
この記事では、東京都内で墓じまいをする時の費用相場や流れを紹介。墓じまい後のご遺骨の供養先もピックアップしています。
その他、複雑な手続きに時間を割いていられない人向けに、手続きから墓石の撤去までを代行してくれる業者を紹介。
トラブルなくスムーズに進めるためのポイントも挙げています。墓じまいを進めようと考えている人は、ぜひチェックしてください。
墓じまいを検討されている方
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今あるお墓を片付けることに抵抗感がある方もいるかもしれません。
しかし、大切なのはお墓をきちんと片付け、あとの供養に繋げていくことです。
ライフドットでは、墓じまいの複雑な事務手続きの代行、新しい墓地・霊園への引越しの提案・遺骨の供養まで完全サポートします。
墓じまいで悩まれている方は、一度お問い合わせください。
この記事の目次
墓じまいの意味と都内での件数推移
墓じまいとは、いま建っているお墓を撤去し、契約している墓所の区画を更地に戻すことです。
墓をしまうといっても、完全にお墓を持たなくなることを指すだけではありません。
元あるお墓から他の場所へご遺骨を移すことを「改葬(かいそう)」と呼びますが、改葬の場合にも必ず墓じまいが行われます。
埋葬されているご遺骨を取り出し、墓石を撤去して更地にすること自体を墓じまいと呼びます。
東京都内における墓じまいの件数推移
都内では、年々墓じまいを行う人が増えています。
厚生労働省が発表した衛生行政報告例において、東京における改葬の数字は下記の通りです。
年度 | 件数 |
---|---|
2019年度 | 10,010件 |
2018年度 | 8,721件 |
2017年度 | 8,627件 |
2019年と2017年度を比較すると、約116%増えていることが分かります。全国的にみても年々件数は増加傾向にあるため、しばらくは東京での墓じまいの件数は増えていくでしょう。
それでは東京都内に所有するお墓を撤去する場合、どのくらい費用を用意するべきなのでしょうか。目安の費用とその内訳について、次の章で解説します。
都内で墓じまいするときの相場
墓じまいにかかる費用は、大きく分けて下記の4つに分類できます。
- 離檀するために支払う費用(寺院墓地にお墓がある場合のみ)
- 墓石の撤去にかかる費用
- 書類の手続きにかかる費用
- 閉眼供養で僧侶に渡すお布施
実際に、どのような作業に費用がかかるのか詳しく説明します。
なお、これらの費用はエリアによる差はほとんどありません。墓じまいの費用に関しては、ご遺骨移動先の契約金が大きく影響します。
離檀するために支払う費用
檀家をやめるときに支払う離檀料とは、「お世話になったことへの感謝の気持ちを表すため、お寺に納めるお金」のこと。寺院墓地にあるお墓を撤去したい場合、基本的に必要な費用です。
それまでの付き合いによって変動はありますが、相場は約5万~20万円です。
感謝の気持ちを込めて納めるお金のため、金額は住職の「言い値」や檀家の「気持ち」で決まります。
支払いの義務はないため、住職と金額や支払いでトラブルになるケースもあります。よって、必要な金額としてみておくとよいでしょう。
離檀料について詳しく知りたい人は、記事「離檀料の相場は5万円~20万円程度が一般的|支払い義務や手順を解説」をご覧ください。
墓石の撤去にかかる費用
墓石撤去の費用相場は、墓地の面積1㎡(1m×1m)あたり約8万~15万円です。
お墓は立地や広さによって重機で作業ができるか否かが決まります。重機が入れず人力で墓石の撤去を行う場合は、費用が相場よりも高くなることがあります。
正確な金額が知りたい人は、複数の石材店から見積もりをもらい、納得できる金額で撤去をお願いしましょう。
書類の手続きにかかる費用
書類手続きにかかる費用は、無料~3,000円程です。市区町村や霊園によって費用がかからない場合もあるため、書類の受取先で事前に確認しておきましょう。
書類は、今お墓のある市役所や新しく供養する霊園の管理事務所から入手します。
書類の受取先や種類が知りたい人は、記事「【簡単5ステップ】改葬許可証を入手する流れ|墓じまいに必須な書類」をご覧ください。
閉眼供養で僧侶に渡すお布施
閉眼供養におけるお布施の相場は、3万~10万円程です。
閉眼供養は「仏様の魂を抜く儀式のこと」で、お墓から魂を抜くことによってただの石に戻します。
お布施は、閉眼供養をしてくれた「住職に対する感謝の気持ち」を表したものです。
離檀料と同じく感謝の気持ちをお金にしたもので、金額に明確な決まりはありません。そのため、親族や住職と話し合って費用を決めることをおすすめします。地域やによって相場が異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
また、閉眼供養をしていないと、石材店によっては墓石の撤去作業を断られる場合もあります。「閉眼供養をせずに費用を抑えよう」と、考えるのはあまりおすすめしません。
閉眼供養の意味や実施する理由を詳しく知りたい人は、記事「【墓じまいで必須】閉眼供養とは?目的・タイミング・費用を解説」をご覧ください。
用意する金額がわかった次に気になるのは、墓じまいの手順と期間ではないでしょうか。
墓じまいの流れと平均期間
墓じまいをする際の流れを紹介します。都立霊園の場合、公的な手続きは都庁ではなく霊園がある自治体で行うため注意が必要です。
なお、下記に記載する平均期間はあくまで目安です。理解を得るために想定よりも時間がかかったり、お墓の立地によって作業が複雑で時間がかかったりするケースもあります。
墓じまいの流れ5つの手順
- 関係者の理解を得る(約2週間)
- 次の供養先を決める(約3週間)
- 書類手続きをする(約1週間)
- ご遺骨を取り出す(約1日間)
- 新しい供養先に納骨する(約1日間)
ご遺骨を取り出して新しい供養先に納骨する場合、受け入れ側の準備や納骨の際に住職へお願いする開眼供養の日程によってタイミングが異なります。
5つの手順は、順を追って進めていく必要があります。それぞれ詳しく紹介します。
関係者の理解を得る
墓じまいに取り掛かる前に、親族や住職に墓じまいの旨を相談し理解を得ましょう。
相談は難しいことを言う必要はなく、「墓じまいをする理由」や「墓じまいをして離檀をしたい」という気持ちを素直に伝えると良いです。
墓じまいについて親族や住職との間で意見がまとまらない時は「【実例】墓じまいのトラブルを防ぎたい!原因と対策を親族・寺院別に紹介」を参考にしてみてください。
住職や親族に事前相談しなかった結果、「墓じまい業者がお寺の敷地に入ることを拒んだ」「親族と裁判になった」などトラブルに発展したケースもあります。
次の供養先を決める
墓じまいをした後の供養先を決め、契約が必要な場合は契約まで済ませましょう。
お墓が遺骨を埋葬できる状態になるには、1カ月程かかる場合が多いです。
現在では供養のタイプも増えてきたため、自分たちが一番お墓参りしやすいタイプのお墓を検討すると良いでしょう。
墓じまい後の供養方法では、子どもや孫に迷惑をかけない・費用が控えめなどの理由から永代供養墓(霊園が永代にわたり遺骨を管理してくれるお墓)が人気です。
どのような供養方法が向いているか確認したい人は「墓じまいした後の遺骨の供養方法」の章をご覧ください。
書類手続きをする
墓じまいの書類手続きをしましょう。墓じまいに必要な書類手続きは、墓埋法で決まっているため、必ずしなければなりません。
第8条 市町村長が、第5条の規定により、埋葬、改葬又は火葬の許可を与えるときは、埋葬許可証、改葬許可証又は火葬許可証を交付しなければならない。
墓地、埋葬等に関する法律 から引用
書類手続きには、下記5つの書類が必要です。
- 改葬許可申請書
- 受入証明書
- 埋葬許可証
- 改葬承諾書(墓地の使用者と申請者が異なる場合のみ必要)
- 改葬許可証
書類の申請には今のお墓や次の供養先の管理者からサインをもらう必要があります。そのため、管理者からサインをもらう日程も踏まえ、スケジュールを決めておきましょう。
各書類の記入項目や入手場所を知りたい人は、記事「墓じまいで必要な手続きまとめ!流れ・手順を5ステップで解説」をご覧ください。
ご遺骨を取り出す
手続きが完了したら、ご遺骨を取り出す作業に入ります。
- 閉眼供養をする
- ご遺骨を取り出して墓石撤去する
- 区画を更地にする
行う作業内容としては、下記の通りです。
1. 閉眼供養をする
ご遺骨を取り出す前に、墓前で住職に閉眼供養をしてもらいます。
理由は以下の2つです。
- ご先祖様の魂をその場所から抜くため
- 墓じまい業者に墓石を撤去してもらうため
お墓はお参りする人の想いや祈りが込められた場所のため、ただの石ではありません。石に宿る魂を抜いてただの石に戻すため、住職に閉眼供養をお願いしましょう。また、ご先祖様への感謝や気持ちの整理という意味でも行うのをおすすめします。
民間霊園での墓じまいの場合、霊園近くにある寺院の住職や出張お坊さん便で頼むことができます。不安な場合は、霊園の管理事務所で相談すると良いでしょう。
閉眼供養は、必ずしなければならない儀式ではありません。しかし、閉眼供養をしていないと業者に作業を断られることもあります。
閉眼供養が必要ないと考える人は、業者に確認しておきましょう。
2. ご遺骨を取り出しお墓を撤去する
ご遺骨の取り出しは、お墓を撤去してくれる業者に依頼。業者には、墓石を取り扱う石材店と墓じまいの専門業者がいます。
個人で行おうとすると、ケガをしたり周囲のお墓を傷つけたりする可能性があるため、必ず業者にお願いしてください。
ご遺骨を取り出して新しい供養先まで運ぶ方法が知りたい人は、記事「墓じまい後の遺骨の供養方法は?取り出しや扱い方・永代供養などの方法を紹介」をご覧ください。
3. 区画を更地に戻す
ご遺骨を取り出した後は、お墓を撤去し墓地を返還します。ここまでの作業は、業者に依頼をするとすべて対応してくれます。
5:新しい供養先に納骨する
新しい供養先に取り出したご遺骨を納骨します。
納骨をする際は、ステップ③で入手した「改葬許可証」を霊園の管理事務所に提出しなければなりません。忘れず持参しましょう。
墓じまいの流れについて確認したら、進める際の注意点も確認しておきましょう。
都内で墓じまいをする時の注意点
都内で墓じまいをする時は、以下の3点に注意しましょう。
- 墓じまいについて関係者に事前相談をしておく
- 骨壺の大きさが関東と関西で異なる
- 閉眼供養はなるべく行う
墓じまいについて関係者に事前相談をしておく
墓じまいをする前に、親族や住職へ墓じまいの旨を相談しておきましょう。
相談をせず勝手に墓じまいした結果、大きなトラブルに発展したケースもあります。
大切な先祖のお墓を整えるための墓じまいで嫌な気持ちにならないよう、事前に相談して墓じまいをしましょう。
骨壺の大きさが関東と関西で異なる
関東で使用される骨壺は7寸、関西で使用される骨壺は6寸以下が多い傾向にあります。
関東は全ての遺骨を骨壺に入れるため、関西より大きくなっているのが特徴です。よって、関東で墓じまいをして取り出したご遺骨を関西のお墓に納骨する場合は、使用していた骨壷が収まるか確認しましょう。
骨壺の大きさが対応していない場合は、新しく供養する霊園に相談してください。
閉眼供養はなるべく行う
墓じまいをする時は、なるべく閉眼供養を行いましょう。
閉眼供養をしていないと、墓じまい業者がお墓の撤去を行ってくれない場合があります。閉眼供養されていないお墓を撤去することは、罰当たりな行為だと思っている業者もいるためです。
費用や手間だけで考えず、お世話になったお墓を供養する意味でも閉眼供養は行いましょう。
墓じまいの注意点を押さえた次は、費用を抑える方法を紹介します。
都内で墓じまいの費用を抑える3つの方法
墓じまいの費用を抑える方法は下記の3つです。
- 自治体の制度を利用する
- 次の供養方法を永代供養墓や散骨にする
- 今あるお墓のお参りを代行してもらう
1:自治体の制度を利用する
すでに都立霊園にお墓があって墓じまいを検討している場合、都が設ける「施設変更制度」の利用を検討するのも一つの方法です。
この制度は、自分の代でお墓を継ぐ人がいない人が対象。取り出したご遺骨を、合葬埋蔵施設に共同埋蔵する場合の使用料が免除される制度です。
お墓を継ぐ人がいないということが前提なのと、合祀墓への埋葬後はご遺骨の取り出しができないので注意してください。
その他、自治体によっては墓じまいそのものに対する補助金制度があるケースもあります。気になる場合は、墓じまいをする霊園・墓地が属する自治体に相談すると良いでしょう。
2:次の供養方法を永代供養墓や散骨にする
墓じまい後の供養先を永代供養付きのお墓や散骨・手元供養にすることで、費用を比較的おさえることができます。
お墓タイプの費用相場は以下です。
お墓タイプ | 費用相場 |
---|---|
散骨 | 30,000~300,000円 |
永代供養墓(合葬墓/合祀墓) | 100,000~300,000円 |
手元供養 | 数千円から数十万円まで |
樹木葬 | 100,000~1,000,000円 |
納骨堂 | 200,000~150,000円 |
上記でも、散骨・永代供養墓・手元供養を選ぶと費用が抑えられます。しかし、費用だけで選んでしまうと後悔するかもしれません。
「子供や孫に迷惑をかけたくない」「お墓参りがしやすい場所にお墓を移動したい」など、なぜ墓じまいをするのかじっくり考えましょう。つい費用に目を向けてしまいますが、お墓はお金以上の価値を持ちます。
どのように墓じまい後の供養先を選べばよいか知りたい人は「墓じまい後の遺骨の供養方法は?取り出しや扱い方・永代供養などの方法を紹介」の記事をご覧ください。
3:今あるお墓のお参りを代行してもらう
お墓参りになかなか行けずに墓じまいを考えている人は、お墓参り代行の利用を検討するのも良いでしょう。
お墓参り代行と言ってもさまざまなサービスがあります。
サービス内容 | 相場 |
---|---|
お墓の写真撮影(お墓の状態確認) | 5,000円 |
お墓参り(掃除・供物のお供え・線香) | 1万~2万円 |
お墓参り+墓石掃除や草木の剪定 | 2万~3万円 |
お墓参り+墓石クリーニングや補修 | 2万~5万円 |
今後長い間、お墓参り代行をお願いする場合は、墓じまいをしたほうが安くなることもあります。今後を見据えて費用計算をしましょう。
費用をおさえるを確認したら、実際に作業をお願いする業者についても見ておきましょう。この記事では、書類手続きも行ってくれる代行業者をピックアップして紹介します。
都内に対応している墓じまい代行業者
東京都内で墓じまいをする場合に、頼りになる代行業者を紹介します。
基本的な書類手続きから墓石の撤去までを一連で対応してくれるため、難しいことを避けたい人におすすめです。
ニチリョク
サービス名 | ごく楽引っ越しサービス |
---|---|
価格の目安(税込) | 100,000~250,000円 (0~2㎡未満) |
依頼できる内容 | ・無料相談/御見積 ・行政書類の手続きサポート ・寺院との交渉フルサポート ・ご遺骨の取り出し ・墓石の撤去と返還工事 ・法要の手配 |
サービスサイトURL | https://kaisou-hakajimai.com/ |
ニチリョクは、お墓の建設から管理・石材品の製造販売・葬祭場の運営など幅広く事業を行っている会社。年間施工実績が500件以上あり、ジャスダックに上場しているため安心です。
そのニチリョクが提供する墓じまいのサービスが「ごく楽引っ越しサービス」です。墓じまいセミナーも実施するなど、スペシャリストが墓じまいのお手伝いをしてくれます。
また、インターネットで簡単にできる金額見積もりサービスもあるため、墓じまい費用を手軽に計算できるのも特徴です。
ヤシロ
サービス名 | 墓じまいパック |
---|---|
価格の目安(税込) | 217,800円 (2㎡) |
依頼できる内容 | ・手続き/現地調査 ・行政書類の手続きサポート ・寺院/霊園管理者調査 ・管理者/手続き仲介 ・寺院手配 ・墓石の撤去と返還工事 |
サービスサイトURL | https://www.yasiro.co.jp/hakajimai/eidai-pack.html |
ヤシロには、相談から新しい供養先(永代供養)への納骨までの流れが1つのプランになった「墓じまい永代供養パック」があります。
永代供養は、「合祀 永代供養墓なごみ霊廟」と「ガーデン型 永代樹木葬COCORO(ココロ)」「永代供養 樹木葬さくら」のラインナップから選ぶことができます。
代行業者にお願いする場合、書類手続きが省けるだけではなく、次のご遺骨の供養先を紹介してもらえることが多いです。
まごころ価格ドットコム
サービス名 | まごころ価格の「墓じまい」 |
---|---|
価格の目安(税込) | 217,800円~ (0~2㎡未満) |
依頼できる内容 | ・無料相談/御見積 ・行政書類の手続き代行 ・ご遺骨の取り出し ・墓石の解体/撤去 |
サービスサイトURL | https://magokorokakaku.com/hakajimai/ |
まごころ価格ドットコムは、これまで6万件以上ものお墓の手伝いをしてきた墓石店です。
分かりづらい墓じまいを「相談から供養先の紹介」まで対応してくれるトータルサポートサービスがあります。
LINEでの無料相談にも対応しているため、どなたでも気軽に墓じまいの相談ができます。
わたしたちの墓じまい
サービス名 | お墓の撤去 |
---|---|
価格の目安(税込) | 209,000円 (1.1~2㎡) |
依頼できる内容 | ・離檀代行/離檀サポート ・行政書類の手続きサポート ・墓の撤去業者持ち込み交渉 ・墓石の撤去と返還工事 ・永代供養 仏壇の撤去 |
サービスサイトURL | https://kaiso.or.jp/haka/ |
「わたしたちの墓じまい」の特徴的なサービスは、撤去業者に持ち込み交渉をしてくれる点です。
寺院墓地において、墓の撤去を行えるのが指定業者のみと言われた場合に、該当業者への交渉も代行してくれます。
寺院墓地での墓じまいの場合、離檀の話や指定業者への交渉などは自分で行わなければならない業者がほとんどです。そんな中、そういった寺院との交渉も含め、フルサポートしてくれるわたしたちの墓じまいは心強いのではないでしょうか。
なお、石材店ではないため、新しい霊園・墓地でのお墓の建立には対応していないという点は注意です。
墓じまい全般の費用は、墓じまい後のご遺骨の供養先によって大きく変動します。よって、供養先の種類を見直すことで費用を抑えることも可能です。
どのような方法で費用を抑えることができるのか、確認しましょう。
次の章では、墓じまいをした後の都内での供養先を紹介します。
東京都内にある墓じまい後のおすすめ供養先7選
墓じまい後に供養する人が多い永代供養墓(樹木葬や納骨堂)をメインに紹介します。この記事で紹介する霊園や納骨堂は、基本的に宗教不問で、契約時の入檀の義務がありません。
興味のある霊園があれば、雰囲気を確かめるために1度足を運んでみることをおすすめします。
隅田川せせらぎ霊園(台東区)
奥浅草の隅田川のほとりにある隅田川せせらぎ霊園は、全面バリアフリー設計でペット専用の永代供養墓もあります。
川のほとりにある落ち着いた雰囲気の墓所には、一般のお墓を建てられる区画と、永代供養墓の区画が用意されています。
お墓を継ぐ心配をしたくない人、家族の一員であるペットと一緒に眠りたいという人におすすめです。
永代供養墓の価格
- 永代供養墓(1名の場合):15万円~(10年間)
- 永代供養墓(2名の場合):20万円~(10年間)
多聞院牛込四恩の杜(新宿区)
多聞院牛込四恩の杜は、東京都新宿区にある永代供養墓と樹木葬の霊園です。
都営大江戸線「牛込柳町駅」から徒歩約5分と近く、日当たり良好で緑に囲まれた穏やかな空間です。
年間管理費や護持会費は必要ないため、ご遺骨の供養先は費用を抑えたいという人におすすめです。
永代供養墓/樹木葬の価格
- 永代供養墓「やすらぎ五輪塔」合祀…10万円
- 永代供養墓「やすらぎ五輪塔」骨壷安置納骨式…16万5千円
- 樹木葬「四恩の風」合同墓…19.8万円
- 樹木葬「四恩の風」個別墓…41.8万円
高輪墓苑 正満寺「ふれあいの碑」(港区)
東京都港区にある高輪墓苑正満寺「ふれあいの碑」は、2駅2路線でのアクセスが可能な好立地。
都心にありながらも自然豊かな環境で、樹木葬と永代供養を選ぶことができます。また、寺院の施設である会食施設などの利用もできるため、仏事に関しても安心して行えます。
永代供養墓/樹木葬の価格
- 樹木葬(1名用)…75万円
- 永代供養墓(1名用)…50万円
赤羽浄苑 正光寺 永代供養墓・樹木葬(北区)
赤羽浄苑 正光寺の樹木葬は、2020年9月12日に開苑したばかりの新しい墓所です。
鎌倉時代に創建された由緒ある寺院「正光寺」によって管理・運営されていますが、年間管理料や護持会費は一切必要ありません。
ライフスタイルの多様化に合わせて選べるように、樹木葬と永代供養墓には複数の種類があります。
永代供養墓/樹木葬の価格
- 樹木葬(合葬墓)…19.8万円
- 樹木葬(個別墓)…55万円
- 永代供養墓「やすらぎ」骨壷安置式(合祀)…11万円
- 永代供養墓「やすらぎ」骨壷安置式(三回忌迄個別安置)…16.5万円
- 所在地
- 東京都北区岩淵町28-16
- 霊園種別
- 寺院墓地 /
- 宗旨宗派
- 宗教不問
- 区画種別
- 永代供養墓/樹木葬
- 参考価格
- 11万円
安養院 ひかりの園(品川区)
東京都品川区にある安養院 ひかりの園は、千年の歴史をもつ天台宗の寺院「安養院」が運営管理をする屋内納骨堂です。
スタイリッシュで洗練されたデザインは、日本有数の木彫師などさまざまな分野のクリエイターにより創り上げられたもの。参拝室、応接室、葬儀・法要室などの施設も充実しています。
人数や費用が異なる複数の供養タイプがあるため、ご家族の状況に合わせて選択することができます。
納骨堂の価格
- 個別合祀プラン…30万円
- 個別安置期間有プラン「おひとり陵」…38万円~
- 個別安置期間有プラン「おふたり墓」…60万円~
- 納骨壇…70万円~
伝燈院 麻布浄苑(港区)
東京都港区元麻布という洗練瀬れた街にある納骨堂、伝燈院 麻布浄苑。ロッカータイプの納骨堂で、屋内・屋外から選ぶことができます。
個人墓(一人用)・夫婦墓(二人用)・大家族墓(六人用)の3タイプがあり、ご家族の人数に合わせて決めることができます。
苑内には、仏花や線香が常備してあるため、手ぶらでお参りに行くことができる気軽さも特徴です。
納骨堂の価格
- 屋内納骨堂…75万円~
- 屋外納骨堂…100万円~
清法山 東京徳純院 納骨堂(港区)
清法山 東京徳純院 納骨堂は、東京都港区芝浦にある中山身語正宗のお寺です。
JR田町駅から徒歩約8分と都心にあって交通アクセスが良好。万が一、管理料が支払えなくなった場合は、阿弥陀如来像胎内納骨(あみだにょらいぞう たいないのうこつ)へと合葬(がっそう)し永代に供養していただけます。
納骨時に信仰している宗派は変更する必要はありません。ただし毎日のご供養、納骨時の儀式及び年忌法要は徳純院の儀礼に従って行われます。
電話番号 | 03‐5442-1996 |
---|---|
営業時間 | 9:00~17:00 |
公式HP | 清法山 東京徳純院 納骨堂 |
東京のおすすめ霊園・墓地まとめ
ここまで紹介した東京都にある霊園・墓地7選を、比較表でまとめました。
霊園概要 | 所在地 アクセス | 価格 | 特徴 | 詳細情報 |
---|---|---|---|---|
東京都 / 台東区 | 10万円 |
| ||
東京都 / 新宿区 | 11万円 |
| ||
東京都 / 港区 | 59.4万円(税込) |
| 高輪墓苑正満寺「ふれあいの碑」は、2駅2路線でアクセスできる好立… 詳細を見る | |
赤羽浄苑 正光寺 永代供養墓・樹木葬 永代供養墓樹木葬 | 東京都 / 北区 | 11万円 |
| |
東京都 / 港区 | 2.2万円 |
|
また、都合がつく場合は現地に見学で訪れましょう。雰囲気がわかるだけではなく、霊園・墓地を決めるときのヒントが得られるかもしれません。
ご遺骨を運ぶときの注意点
ご遺骨を都内の霊園・墓地に運ぶ際に長距離になる場合は、持ち運び方法に注意しましょう。
ご遺骨を持ち運ぶときは、公共交通機関での移動より自家用車での移動がおすすめです。
なぜなら、電車の振動によって骨壺が落ちて割れる可能性があるからです。その場合、落ちたすべてのご遺骨を拾うのは難しいでしょう。
また、うっかり荷棚に忘れてしまうということもあるため、安心の自家用車での移動が良いでしょう。
まとめ
都内で墓じまいをする際に、スムーズに進めるためのポイントを紹介しました。これから墓じまいを行う人は、しっかりとポイントを押さえて進めてください。
まとめ
- 東京都内で墓じまいをする時の相場は50万~150万円
- 墓じまいにかかる費用の内訳
・離檀料
・墓石撤去の費用
・閉眼供養のお布施
・書類手続きの費用 - 墓じまいの流れや手続き
・関係者の理解を得る
・次の供養先を確保する
・書類手続きをする
・遺骨を取り出す
・新しい供養先に納骨する - 東京都内で墓じまいをする時の注意点
・関係者に相談しておく
・骨壺の大きさが関西と関東で異なる
・閉眼供養はなるべく行う - 東京都内で墓じまいの費用を抑える3つの方法
・都や市区町村が設ける制度を利用する
・次の供養を永代供養墓や散骨にする
・今あるお墓のお参りを代行してもらう
墓じまいは悪いことではありません。無理のないようにご先祖様を供養するための方法のひとつです。
墓じまいで悩んでいる人は、ぜひ寺院の住職や霊園・墓地の管理人に相談してはいかがでしょうか。
ライフドットでも無料相談を承っています。お気軽にご相談ください。
墓じまいを検討されている方
- 墓じまいはどこに相談するのかわからない
- 複雑な事務手続きをやりたくない
- 墓じまいにいくら必要なのか知りたい
親族や知人などに墓じまいを経験した人がおらず、不安に感じる人もいるかと思います。
また、今あるお墓を片付けることに抵抗感がある方もいるかもしれません。
しかし、大切なのはお墓をきちんと片付け、あとの供養に繋げていくことです。
ライフドットでは、墓じまいの複雑な事務手続きの代行、新しい墓地・霊園への引越しの提案までサポートします。
墓じまいで悩まれている方は、まず一度ライフドットにお問い合わせください。