管理費用や寄付金が納められないとどうなるのでしょうか?
お墓の管理費用が納められない場合は?徹底解説
- お墓の管理費を払わないと、お墓がなくなることも。
- 寄付金は任意で、払えない時は相談を。
- 寄付金が増えるときは、他の協力方法を探すべき。
お寺にお墓をお持ちの人から、よく寄せられる質問に回答しました。
質問:お寺のお墓で管理費を支払わないとどうなるか
質問
お寺にお墓を持っています。定期的に支払う管理費用の支払いができないと、お墓はどうなるのでしょうか?また、お寺の鐘楼と駐車場の改修工事があるとかで、数十万円の寄付金を求められました。生活が苦しく支払うことが難しいのですが、どうしたらよいのでしょうか。
まずお墓の管理費用と、寄付金は別モノだと考えてください。
お墓の管理費は、お墓を維持管理していくために使われるものです。
管理費の滞納が続くと、お墓の撤去の対象になります。すぐに撤去されるわけではなく、墓地に立て札を掲げたり、官報に広告掲載するなどし、1年以内にお墓の権利者や縁故者が名乗り出なかった場合は、無縁墳墓として整理されます。
寄付金については、檀家として寺院を支えていくためのお布施です。
あくまでお布施ですから、強制されるものではありません。住職に直接相談するか、檀家総代や世話役に事情を説明し、他の形で協力できないかどうか相談してみてはいかがでしょうか。
質問:菩提寺の寄付金が頻繁に値上がりし、困っています
質問
近所の菩提寺に墓があるのですが、このところ寄付金の額が頻繁に上がっています。
お寺も古くなり、あちこち修理しなければならない事情もわかりますが、このままだと寄付金が払えなくなってしまいます。先祖代々の墓もあり、昔からお付き合いのある菩提寺ですので、できればこのまま弔って頂きたいのですが。 良い方法はないでしょうか。
近年、仏教寺院に限らず、神社やキリスト教の教会でも寄付金等が集まらず運営に苦戦しているところが多いようです。
特に地方では、檀家や信者数の減少が顕著にあらわれ、施設の修繕が必要なところも多くみられます。
お寺等の宗教施設は、モノを販売して収益を上げる事業ではありませんから、寄付金などが頼りです。提示された金額は無理でも、可能な範囲で協力できることを考えていくと良いでしょう。
寄付金は強制ではありませんので、断ったからといって檀家・信者の関係がなくなるわけではありません。金銭面が無理なら別の形で奉仕することも可能です。どのような形が良いのか寺院や総代などと話し合ってみてはいかがでしょうか。
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