お墓はローンで購入できる!知っておきたい3つのローン

【お墓 ローン】アイキャッチ

お墓のローンとは?徹底解説

  • お墓購入には複数のローンが利用できる。
  • 支払い方法は石材店ごとに異なる。
  • お墓購入から建立まで7ステップがある。
  • 支払い方法を確認し、墓石保険の存在も把握する。

お墓とひとことでいっても、近年はさまざまな供養方法が選択できる時代になりました。
それでも、お墓を墓石で建てたいという人は根強くいます。

しかし、墓石のお墓の場合にネックになるのが費用です。
数万円で購入できるわけではなく、数十万から数百万円かかる可能性があるため、ためらってしまっている人も多いのではないでしょうか?

そこで、今回はお墓の代金やローンが組めるのか悩んでいる人に向けて、お墓のローンについてさまざまな視点から解説いたします。
「お墓を購入したい」「ローンについて知りたい」という人は、この記事を読んで悩みを解消しましょう。

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お墓はローンで購入可能

ローンでお墓を購入することは可能です。先入観としてお墓をローンで購入することは、「問題があるのでは?」と考えている人もいるかもしれません。

なぜなら、お墓を一括で購入できないということは資金を準備しておらず無計画に感じられたり、借金自体がマイナスにとらえられたりする人もいるからです。しかし、お墓を購入する際は、金融機関や石材店のローンを利用することができます。

  • 金融機関でお墓のローンを組める
  • 墓石ローンがある石材店もある

金融機関でお墓のローンを組める

金融機関によっては、お墓のローンを組むことができます。この場合、主に「フリーローン」「目的別ローン」という2つに分けることができるでしょう。

フリーローン

フリーローンは、特に目的を定めずに利用できるローンです。どの金融機関でも取扱いがあることが多く、近年はWeb上で契約が完了できる商品もあります。必要書類をWeb上でアップロードするなどで1~2週間程度で融資が実行される傾向です。

目的別ローン 

目的別ローンは、特定の目的に対して利用可能なローンです。住宅ローンやカーローン、教育ローンなども目的別ローンになります。そのため、借り入れしたあと間違いなく特定の目的に使用したか確認するため領収書などが必要になるのが一般的です。来店不要で契約できる金融機関も増えてきています。

墓石ローンがある石材店もある

石材店によっては墓石ローンを取り扱っているところもあります。ポイントとして押さえておきたいのは、どの石材店でもお墓を購入するためのローンが利用できるわけではないということです。

低金利でローンを提供したり団体信用生命保険が付与できたりする石材店もあります。一方、金利や手数料、審査がないという石材店もあるのですから驚きですね。

一般的な金融機関からの借り入れよりも手軽に利用できるのが特徴です。ただデメリットとして、ローンを組む石材店で墓石を注文したり、石材店へ足を運んだりする必要があるため金融機関のローンよりも手間が掛かる可能性があります。

項目フリーローン(金融機関)目的別ローン(金融機関) 墓石ローン(石材店) 
借り入れ上限目安約10万~500万円800万円程度まで数百万円程度
金利目安約1~15%約5~10%0~3%程度
返済期間目安約1~15年 10年程度最長で10年程度
借り入れまでの期間目安1~2週間程度1~2週間程度最短で当日中
保証人・担保ないことが多いないことが多いないことが多い
来店手続き不要なところもあり不要なところもあり必要
頭金なしなし半分程度必要な場合もあり

さまざまな事情で「お墓の資金を準備できない」という場合もあります。そんなとき、勝手な先入観でお墓をあきらめてしまうことは非常にもったいないことです。

お墓の資金が足りない場合は、ローンで購入することもできるため方法の一つとして念頭に置いておくとよいでしょう。

なおお墓を購入するお金がなくて困っている…という方は以下の記事も参考にしてください。

またお墓の購入を検討している方は、お墓を購入する時の支払方法についても知っておくと安心です。

お墓を購入する際の支払いの流れ

お金と電卓

お墓を購入する際にはさまざまな支払い方があります。契約時に慌てて気がつくよりも事前に支払いの流れを知っておいたほうが安心して契約を進められるでしょう。ここでは、2つの支払いの流れについてみていきます。

前払い一括が基本

石材店の慣行としては前払い一括を基本としているところが多い傾向です。ローンの取り扱いがない石材店の場合は、一括払いができないと発注できないということになります。

前金○%+残金

石材店が定めた前金○%を発注時に支払い、墓石建立後に残金を支払う形式です。このパーセンテージは石材店によって異なり、前金50%のところもあれば20%、10%のところもあります。

複数回に分けて支払い

契約時○%、中間で○%、建立後残金というように複数回に分けて支払いしている石材店もあります。マイホームの建築の代金支払方法と似ている方法といえるでしょう。

少ないが全額後払いという石材店もあり

数は少ないですが、お墓の代金を全額後払いという石材店もあります。石材店にとっては、リスクが大きい支払いになりますが、顧客が安心して利用できるようにと企業努力している会社もあるようです。

墓石の支払いの流れ取り扱い
前払い一括一般的
前金○%+残金比較的多い
複数に分けて支払い比較的多い
後払い一括少ない

クレジットカードで支払いができる店もある

3枚のクレジットカードの写真

お墓の購入代金をクレジットカードで支払いできる石材店もあります。現金を持っていなくても気軽に利用できることがクレジットカードのメリットです。また、クレジットカード会社のポイントが貯まるなど、おまけのような特典もあります。しかし、利用の際には以下の2つについて確認しておくことが必要です。

  • 限度額に注意しよう
  • お墓の購入に十分な極度枠があるか

限度額に注意しよう

クレジットカードの限度額には注意しましょう。なぜなら、お墓は金額が高くなりがちなのでクレジットカードが使えたとしても、それだけで限度額一杯になってしまう可能性があるからです。

例えば、100万円の買い物ができるクレジットカードで、95万円のお墓を購入した場合、残りの枠は5万円のみになります。もし普段から生活で使っているクレジットカードの場合は、公共料金や保険の引き落としなどが、できなくなる可能性もあります。

お墓の購入に充分な極度枠があるか

お墓を購入する際、クレジットカードの極度枠が充分あるのかの確認も必要になります。なぜなら、お墓は数十万から数百万円かかる商品だからです。例えば、お墓の金額が80万円で、持っているクレジットカードの極度枠が50万円であれば支払いができません。

自分のクレジットカードの契約状況や、生活で毎月どの程度利用しているのかなどしっかりと押さえておくことで支払時に慌てることがなくなるでしょう。支払い方を把握したあとは、お墓を建てる流れについても押さえておきたいところです。

お墓を購入して建てるまでの7つの流れ

お墓を購入して建てるまでには、大きく分けて7つの流れがあります。一括で購入するにせよ、ローンで購入するにせよ、しっかりと流れを押さえておくことで契約がスムーズにいくでしょう。ここでは、墓地の選定から建立までの流れについて解説します。

  1. 墓地を選定する
  2. 墓地を契約して永代使用料を支払う
  3. 石材店を選定する
  4. 石材店と契約を結ぶ(手付金支払うことが多い)
  5. 石材の加工に1~2ヶ月かかる
  6. 墓石の加工が完了したら建立
  7. 建立したお墓の立ち会い(残金支払い)

1.墓地を選定する

お墓を購入する前に、墓地を選定する必要があります。お墓を購入するというと、墓石にばかり気がいってしまいがちです。
しかし、墓石を建てるには必ず墓地を契約することが必要になります。なぜなら、 『墓地、埋葬等に関する法律』第4条で、遺骨の埋葬は墓地にしか行ってはいけないという決まりがあるからです。墓地は「寺院墓地」「公営墓地」「民営墓地」があるため、自分の希望する立地や予算などから選定しましょう。

2.墓地を契約して永代使用料を支払う

選定する墓地が決まったら、墓所使用契約を結び永代使用料を支払います。永代使用料とは、墓地を借りるための賃料のようなものです。つまり、墓地は自分の所有物ではありません。
墓石を移転する際などは更地にして墓地管理者へ返還する必要があります。また、永代使用料は墓地の使用年数の長短に関係なく戻ってきませんので理解しておきましょう。

3.石材店を選定する

墓地の永代使用料を支払い完了したら、墓石を建てられる状態ですので石材店を選定しましょう。墓石は、使用する石材の量や種類によって価格は大きく差が出ます。
2018年に一般社団法人全国優良石材店の会が実施した「2018年お墓購入者アンケート調査」によると、墓石の購入価格の全国平均は約162万7,000円(前年比-4万6,000円)でした。

決して安いとはいえない金額になるため、石材店と予算やローンがあるかなどを比較したうえで、選定すると安心でしょう。

4.石材店と契約を結ぶ(手付金支払うことが多い)

墓石の予算や支払方法、時期など納得できたら選定した石材店と契約を結びましょう。一括支払いや、手付金など必要な費用の支払いは石材店によって異なるので契約時に確認が必要です。

5.石材の加工に1~2ヶ月かかる

石材店の多くは中国など海外で加工を行っているため、発注から加工完了まで1~2ヶ月程度かかります。納骨式の日程が決まっている場合などは、スケジュール上無理がないよう逆算して発注しておくと安心です。

6.墓石の加工が完了したら建立

墓石の加工が完了したあとは、石材店が墓地でお墓を建てていきます。海外で加工された墓石は、船便で国内に送られてくるため商品が到着して検品後問題があるようだと再度加工で時間が掛かる可能性があるので注意しましょう。
問題ない場合は、天気などにも左右されますが、数日程度で建立できるのが一般的です。

7.建立したお墓の立ち会い(残金支払い)

墓地にお墓が建てられたら、石材店の担当者と現地で立ち会いを行います。「発注した墓石が希望通りの条件で仕上がっているのか」「石材などのつなぎめなどに不備がないか」などを目視のうえ確認しましょう。しっかりと確認でき納得できた段階で最終的に残金の支払いを行います。

支払方法は、石材店に要確認

墓石の代金支払方法は、くいちがいのないよう必ず石材店に確認しましょう。契約後、「思った支払方法と異なる」と思っても後の祭りです。冒頭で話したように前払い一括が基本という石材店が一般的に多いですが、支払方法は石材店によっても異なります。

なかにはローンやクレジットカードの利用が可能という石材店もあるため、自分の希望する支払方法になっているかは面倒がらずなんどでも確認しておきましょう。

知らなきゃ損!お墓に関する金融商品

ポイントを示す女性

お墓に関する金融商品はいくつかあります。優良な石材店であれば相談時、さまざまな商品について丁寧に説明してくれるかもしれません。しかし、自分でも把握しておくことでスムーズに利用することもできます。ここでは、「墓石専用ローン」「墓石保険」について解説いたします。

墓石専用のローン

フリーローンや石材店のローンだけでなく、金融機関によっては墓石専用のローンという商品もあります。お墓を購入する際はクレジットカードやカードローンを利用するということも可能ですが、金利の高低差を考えると墓石専用ローンのほうがおすすめです。

震災に備えた墓石保険

震災など天災に備えた墓石保険という商品もあります。2011年に起こった東日本大震災では、墓地や墓石にも大きな被害が及びました。その際、他人の墓石が倒れてきて傷ついたり、自分の墓石が倒れて他人の墓石を傷つけたりというトラブルがたくさん発生したのです。震災などのリスクを考えると、墓石保険に入っておけば万が一の際でも安心でしょう。

また、地震だけでなく津波や洪水、土砂崩れなどにも対応している商品もあります。近年の豪雨リスクを踏まえるとむしろ地震よりも洪水や土砂崩れによる被害の方が可能性は高いかもしれません。心配な方は検討してみると良いでしょう。

まとめ

お墓の費用は高額になる傾向のため、一括で支払いできない人も中に入るかもしれません。しかし、そういった方でもお墓のローンを利用すれば墓石を建立することもあきらめないで済みます。

かつては、墓石を購入するとき、一括支払いが多かったのかもしれませんが、現代ではお墓を建てるためにローンを組むことは、まったく非常識ではありません。むしろ、多様化した供養方法の中で先祖や大切な人を手厚く弔える墓石を建てる意思は故人にもより一層伝わるのではないでしょうか。
この記事を簡単におさらいしてみましょう。

  • お墓はローンで購入することは可能
  • ローンの組み方は主に3種類
項目フリーローン(金融機関)目的別ローン(金融機関) 墓石ローン(石材店) 
借り入れ上限目安約10万~500万円800万円程度まで数百万円程度
金利目安約1~15%約5~10%0~3%程度
返済期間目安約1~15年 10年程度最長で10年程度
借り入れまでの期間目安1~2週間程度1~2週間程度最短で当日中
保証人・担保ないことが多いないことが多いないことが多い
来店手続き不要なところもあり不要なところもあり必要
頭金なしなし半分程度必要な場合もあり
墓石の支払いの流れ取り扱い
前払い一括一般的
前金○%+残金比較的多い
複数に分けて支払い比較的多い
後払い一括少ない
  • クレジットカードが利用できる石材店もある
  • クレジットカードの利用は極度額や残高の確認が必要

お墓を建てるまでの7つの流れ

  1. 墓地を選定する
  2. 墓地を契約して永代使用料を支払う
  3. 石材店を選定する
  4. 石材店と契約を結ぶ(手付金支払うことが多い)
  5. 石材の加工に1~2ヶ月かかる
  6. 墓石の加工が完了したら建立
  7. 建立したお墓の立ち会い(残金支払い)
  • 契約前には支払方法を石材店に確認する
  • 震災に備えた墓石保険がある

お墓の契約やローンの話は日常生活で頻繁に発生するものではありません。そのため、あいまいな情報に翻弄させられたり、親から言われた先入観をそのまま鵜呑みにしていたりなど正確でない情報を信じ込んでいる可能性があります。

しかし、お墓の購入は大きなお金が動くわけですから、しっかりと自分自身で情報の取捨選択をしたいものです。この記事を参考にお墓の購入やローンの利用を検討してみてください。

お墓のローンに関するよくある質問

お墓のローンに関するよくある質問をまとめています。ローンを検討する際の参考にしてみてください。

 

メモリアルローンとは?

メモリアルローンとは、お墓を建てるときにかかる費用や、仏壇・仏具を新しく購入する際、あるいは葬儀や法要を行う際に必要となる費用をまかなうためのローンのことです。目的がはっきりとしているローンなので、一般的なローンよりも金利が低く設定されている場合があり、安心して利用できます。
葬儀や法要は突然やってくることも多いので、そんな時にメモリアルローンがあると、慌てずに必要な資金を準備することができます。
 

お墓を購入する際にはローンを組めますか?

お墓のローンは、お墓の形式に関係なく利用できるため、一般的なお墓(墓石)だけでなく、納骨堂や樹木葬でもローンを組むことが可能です。
しかし、利用するローンの種類によっては、注意が必要です。例えば、ローンの契約条件によっては「使用用途」が制限されており、納骨堂や樹木葬が対象外となる場合があります。
また、借入金の最低金額が設定されているローンもあり、費用がその金額に満たない場合は利用できないことがあります。
したがってローンを検討する際は、対象範囲や条件を事前に確認しましょう。